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『おしゃべりな時間』 くぼ田木蓮 日本画展
会 期:※終了しました 2020年6月25日(木)~7月1日(水)
会 場:福屋八丁堀本店7階美術画廊
※入場無料です ※営業時間は福屋八丁堀本店ホームページをご覧ください。
※インターネット動画展覧会も同時開催致します。絵のある暮らし くぼ田木蓮Youtube
http://u0u0.net/CgHw
個展への昇格は4年ぶり
私、福岡出身の日本画家くぼ田木蓮(もくれん)はこの度、福屋八丁堀本店美術画廊にて広島初個展「おしゃべりな時間」を開催することとなりました。
ここは私が6年前に画家デビューをした会場です。6年続けて毎年グループ展(MVW展)に参加して参りまして、
来場者様による人気投票で徐々に評価をいただけるようになりこの度悲願の個展昇格を果たすことができました。
MVW展からの個展昇格者は実に4年ぶりとなります。
こうして6年にわたり広島へ来た際には、機会を見てカメラやスケッチブックを携え
広島市内から尾道や竹原、宮島、岩国など広島県や近県を歩き花々を中心にスケッチの旅しました。
昨年はレンタカーで車中泊をしながら季節を変えて広島の風景や花々を描きました。
私は花をモチーフとした作品を中心に描いております。
私は自ら花を育て描いております。
技術的には伝統的な日本画の技法に加え
西洋の中世の黄金背景テンペラ画の技法を取り入れる試みや
新素材となる顔料を取り入れる試みを重ね新しい日本画をつくっております。
本展ではそうして描いた作品約30点を展示致します。
陰翳礼讃
上記は1つの作品を夜・夕・昼の時間に撮影したものです。富士山や雲に変化があり1日を通じてお楽しみいただけます。
小説家、谷崎潤一郎(1886年-1965年)は著書『陰翳礼讃(In Praise of Shadows)』の中で、まだ日本に電灯がなかった時代に、陰翳の中で活きる美と美意識がつくられたと言いました。我々は1日の半分を夜の陰翳の中で生きており、さらに目を閉じている時間も陰翳の中で生きています。月明かりや町明かりは暗い部屋に届くと、金襖や金屏風に柔らかく照り返り、夕暮れもしくは明け方のような妖しげな輝きを見せます。
私が描く金箔の絵画もまた、陰翳の中で浮かび上がり、伝統的な美意識を受け継ぎながら、対象物の美しさを表現したいと思っています。
インターネット動画展覧会
今回の初個展では時節柄コロナ後のアートの楽しみ方を模索するなかで、
福屋八丁堀本店での広島初個展開催と同時に『インターネット動画展覧会』を同時開催することに致しました。皆様に安心してご自宅からでも本個展をお楽しみいただければと思っています。
会場に展示する作品を私自身が会期中毎日撮影しまして
1週間滞在します広島市内の宿に夜戻りまして動画を編集してから
毎夜動画を1つずつ公開して参りたいと思っております。
写真でなく動画撮影でインターネット展覧会を行う理由は、絵画の『マチエール(マテリアル:絵肌・物質感)』の豊かな表情をお客様に伝えたいためです。
ゴッホの絵筆の盛り上がりがマチエールの好例ですが、絵画は実は平面でなく質感や絵の具の立体感を含めた存在感や絵肌を持っております。
写真では伝わりにくい絵画の臨場感をお客様に楽しんで頂くためには
現在の技術では動画撮影が一番良いのではないかという考えからです。
くぼ田木蓮の『インターネット展覧会』はこちらです。
▼絵のある暮らし くぼ田木蓮Youtube
http://u0u0.net/CgHw
動画サイトYou Tubeでお楽しみいただけます。
『絵のある暮らし くぼ田木蓮』と検索していただいても見つけ易いかと存じます。