絵手紙の言葉一覧、字の書き方

絵手紙の言葉一覧、字の書き方

第1章 絵手紙を出す相手がいる時

文字が苦手という生徒さんは多い

  1. 書く内容が無い
  2. 習字が苦手だ

という2つの意味で字が苦手だと、生徒さんはおっしゃっいます。

そんな時は教室だと、まず講師の私が代書してお見せしてみています。

生徒さんが字へ苦手意識があるうちは

私はこれは良い方法かなと思います。

実際に私がいくつか生徒さんに質問し

書く字の内容を考えてから代書します。

ではどんな質問で文字を引き出すのか見てみましょう!

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文字を引き出す質問とは?

実際に私がいくつか生徒さんに質問し

書く字の内容を考えてから代書します。

ではどんな質問で文字を引き出すのか見てみましょう。


(代書の例その1)
私  「最近良いことありました?
Aさん「受験生の孫が誕生日に来てくれて。15分だけど娘家族と花持ってきてくれて」
私 ”誕生日パーティーうれしかった”と代書
私 「この絵手紙をあげたらまた来てくれますね(笑)」
Aさん「そうね(笑)」


(代書の例その2)
私 「最近良いことありました?」
Bさん「ないよー。なんもない。」
私 「あら。小学校どこでしたっけ?
Bさん「徳島第一小学校。四国よ。」
私 ”徳島の鳴門金時たべたい”と代書
Bさん「先生食べたことある?旨いんだよね~。」 
私 「田舎のお友達に絵手紙あげたら金時送ってくれるかも。」
Bさん「兄貴に出そうかな(笑)」


代書を見た生徒さんは、

「あ、そんな感じで良いんだね」

と感覚がわかりそれ以降は

「たぶん私の字の方が喜ぶ(笑)」

「せっかくだから自分で書いてみる」

「頭の体操や」

と、おっしゃったりしてご自分で書くようになります。

ですので最初だけ私が代書してみせるというのは

悪くない方法だと思います。

しかし今ここはインターネットです。

私がそちらに今いないので

このように質問などをしてお手伝いすることが出来ませんね…。

ですので、あなたがひとりで文字が書けるようになれればなあと思います。

そのお助けになるであろうアイデアを

次の項目でご紹介したいと思います。

ネットで検索してこのページへたどり着いた探究心のあるあなたならば

きっと絵手紙文字がどんどん書けるようになります。

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絵手紙を送る相手を決めると文字は書ける

お孫さんや娘さん、いつもお世話になっている人に

「わたしにも絵手紙ちょうだい!」

と言ってもらった生徒さんがいます。

「その時だけは文字は書けるのよね(笑)」

とおっしゃっていました。

やはり相手がいて用事がある時は

何を書こうか悩まないんですよね。

・感謝 文例「この間はありがとう」

・気づかい 文例「カゼひかないようにネ」「がんばってるね」

・こちらの近況報告 文例「雨が多いね 趣味にいそしんでるよ」

など。ぱっと思いつくと思います。

こんな何気ない言葉でも、季節の絵に添えると作品としての立体感が出ます。

ほのぼのしてて良い味わいのあるものとなります。

このように、

絵手紙をあげる相手を決めてみる

というのは文字を書く際のひとつのコツになります。

ただ相手との親しさの度合いもありますよね。

相手と多少かしこまった関係の場合は世間話と同じで

天気の話題から入って柔らかくしてみるのもアリです。

余白に余裕がある時は組合せて書いてもOKです。

・天気と近況の組合せ 文例「暑くなりました 家庭菜園奮闘中」

・天気と気づかいの組合せ 文例「梅雨のお見舞い お互い元気で」

(おまけ記事) 添える言葉が出てきた「絵手紙交換」

 絵手紙に添える言葉が思いつかないという方がわりと多くいらっしゃって、どうすればいいかなあ…とずっと考えた時にまたいい方法を思いつきました。
 絵手紙交換です。

 生徒さんの中で、ご友人・知人・親戚の沢山いらっしゃる方は絵手紙が足りないくらい送っているの書くべき文字や言葉もどんどん出てくる様子なのですが、そんなに絵手紙を出す先が無い方もいらっしゃいます。それで、だんだん書く言葉もなくなってきていたな~とおっしゃったのが気になっていました。
 そんなときに別の教室でもそういう状況があったのを思い出し、ガラガラポンで絵手紙交換をしてみようかな、と思いついたわけです。描けた絵手紙のうち1枚を私が預って、箱から1枚絵手紙仲間の書いた絵手紙を「えいやっ」で選ぶわけです。
 やはり相手があると書き甲斐も増すからみなさん言葉がでてきます。また、他の方の絵手紙をもらうと上手下手じゃなく、うれしいことも実感できます。
 まだはじめたばっかりなのでこれからどうなるかわかりませんが、今日は皆さん盛り上がっていたようです。これが刺激になればみんなで毎回楽しんでいけそうです。

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第2章 絵手紙 言葉一覧(ネタ帳)

感謝の言葉以外にも、見てホッとして楽しませてくれる言葉を書くのが上手な方がいます。「ありがとう」の言葉以外でも楽しい気持ちを伝えたいですよね。

それはアイデアと言うよりも、普段の『会話・話題』の延長ということなんじゃないかなあと私は思います。ではそういった『会話のきっかけ、話題』ってどういうものでしょう?以下に絵手紙の言葉集め的に『ネタ帳』としてまとめてみました。あなたの絵手紙づくりのヒントになれば幸いです。

<文字のネタ帳リスト>
季節ネタ・天気・ニュース・故郷・最近の趣味・絵の内容へのひとこと・ダジャレ・最近あったイイこと・おちゃめ・流行語・替え歌(歌詞)・おとぼけ・ドジ・うしろむき・疑問形・季語・俳句(川柳)・詩

太字は文例です。

・季節ネタ

「冬至 お風呂あったか」

「汗っかき でも立秋」

・天気ネタ

「空梅雨になりそうで心配でした」

「ピューピュー 風の音」

「ちょうどいいくらいの雨」

・ニュース

「注射嫌いだったのに今は早く打ちたいワクチン」

「宇宙近くなったのかな」

「パンダも双子?」

・故郷

「江戸川 からし菜咲いてたな」

「山のつり橋 怖かった」

「稽古の帰り 赤とんぼ」

生徒さんを見ていますと、近年では郵送で絵手紙を送るよりもLINEで絵手紙写真をスグその場でお孫さん・お嬢さん宛にとか、ご家族6人宛に写真送信する生徒さんが結構多いんですよ。びっくりですよね。本当に「時代だな~」と思いますね。80代の方でもいまはLINEで絵手紙を送信したりされてます。

つまり特定の相手ではない方に送る絵手紙。そうなった時に絵手紙の言葉を何にしようと悩むんですよね。

・最近の趣味

「バジル 凝ってます」

「すくすく育つ いちごは素直」

「釣り 腕は確か」

「無趣味が趣味」

・絵の内容へのひとこと

「(車の絵)ひさびさドライブ」

「(花)買うよりもイイ」

「(野菜)虫いた 旨いもの」

「(旅行)いまは夢」

・ダジャレ

「今年は絵手紙に夢チュー」

「(牛)うっしっし」

「ケッコーですね」

ブログ絵手紙とか、LINE絵手紙とか、絵手紙展のように多数向けに絵手紙を発表する場合には、相手を1人だと決めない場合もありますよね。自分で描いた絵手紙を家で季節ごとに飾りたい場合もそうですね。そんな時にネタ帳が役立つのではないかと思います。

・最近あったイイこと

「ポイントたまった」

「最近ほめられた」

「誕生日パーティーうれしかった」

・おちゃめ、おとぼけ

「髪増えた かな」

「やせた はず」

「だいじょうぶ だいじょうぶ」

・流行語

「ずっとステイホーム」

「ほんとうに 温かいんだから」

・替え歌(歌詞を替える)

 あなたの好きな歌手の歌詞を替えて出してみてください!

「おにぎりよ 今夜もありがとう」

・ドジなネタ

「また虫歯だって」

「仕事休みたいなあ~」

・後ろ向きな絵手紙

「寒い うごきたくない」

「一番になれない」

「いじけてます」

後ろ向きな言葉ばかり書く絵手紙が

以前流行して面白かったです。

こちらからご覧になれます。

・疑問形

「(野菜の絵)おいしい?」

「(花)香りますか?」

「元気?」

・季語

「風薫る五月」

「山笑う 私も笑う」

「桐一葉 しみじみ」

・俳句(川柳)

「ぼんやりとしていたいのに月が照る」

・詩

「(花の絵)まいにち 虫にびっくり」

いかがでしょうか?

各ネタを組合せて使っても良いですね。

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第3章 文字を書く技法について

直線の組み合わせで字を書く

あまり曲線を使わず直線的なカクカクとした絵手紙の文字

習字が苦手ではない方には自由に書いていただく方が、本当は個性があって私は良いと思います。

でも「習字が苦手なの」とおっしゃる方はやはり、自信のないままに書くことに気持ちの抵抗があるかと思います。

その場合は”直線的に文字を書く方法”というものがあります。

一般的によく見る絵手紙の文字ですね。漢字を書くときのように平仮名も直線の集合のように書くカクカク感じの描き方です。

カクカク書くだけなのですが、慣れない方は「意外と書きづらい」とおっしゃいます。その場合は一度鉛筆でカクカクした文字を書いてみて目が書体に慣れてからから、筆を手に取り書いてみると良いです。

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大小・強弱・濃淡などで変化をつける

文字も絵の一部と考えて書く方法です。

絵との調和を考えて書く方法ですね。

ダイナミックに描いた絵には勢いのある文字が似合います。また淡く美しく描いた絵には優しい文字が似合います。

主張したい文字を大きく書き、その他の文字は小さく描きます。大きい文字に濃淡を付けて遊んでみるのも良いかもしれません。

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よみやすい”千鳥書き”

読み手が文を読みやすくする手法で、千鳥書きという手法があります。ニュース原稿を噛まずに読むアナウンサーさんの原稿がそうですね。こちらにとても参考になるブログがありました。KBC北日本放送さんのブログ「ニュース原稿の”デザイン”」です。

絵手紙でもがんばって長く書いてみる時はこの千鳥書きが良いですね。読み手にも伝わりやすいです。

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すき間に字を書く

一般的な絵手紙でよく書かれる書き方ですね。

絵のすき間に文字を入れながら飛び飛びに文字を書く書き方です。

一見「ん?」となって読みにくい気がしますが、それがかえって絵手紙の面白みになっています。

絵手紙の文字の書き方に関する記事はここまでとなります。

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以上、本日もありがとうございました。

絵手紙教室くぼ田

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