まとめ│絵手紙の飾り方6選 簡単な方法から取り外しできる便利な方法まで【飾ろう!】

まとめ│絵手紙の飾り方6選 簡単な方法から取り外しできる便利な方法まで【飾ろう!】

友達や遠くのご家族から届いた絵手紙をちょっと飾って季節ごとに交換して楽しみたいですよね。ご自分で描いた会心の絵手紙をお家に飾りたいというときもありますね。季節の絵手紙をちょっと先取りして飾ると、新鮮な風がスーッとお家に吹き込んでくるようがします。

絵手紙展では直接絵手紙の裏面に糊を付けて模造紙に貼って展示するのをよく見かけます。実はそれ以外にも絵手紙を飾る方法は色々あります。今日はそんな絵手紙の飾り方6選をまとめてみました。ぜひあなたに合った飾り方を見つけて下さい。

入替え簡単『ウォールポケット式』

こちらはブログ仲間が数年前のお正月に教えてくれた絵手紙の飾り方です。
ブログ仲間はよく美術館や観光地のお土産で売っているポストカードを飾っていましたが、そのアイデアがよかったとうちの教室で話題になったので早速まねをしちゃいました。

これは壁掛け式のCDケース入れですね。ウォールポケットという名前で販売されていたりします。もともとCDを入れるポケットなので、はがきならばタテにもヨコにも入る大きさです。ポケット状ですので、季節ごとに入れ替えるのがカンタンなんです。

このウォールポケットハサミで切れれば、タテに細長く1列×3段にもできますし、2列×3段にも切り離すこともできます。柱と柱の間などの細いスペースに飾ることができます。融通が利いてとても便利ですね。

壁への設置方法ですが、このウォールポケットごと押しピンで直接壁に留めてもいいと思います。重さが軽いので飾り方にも大変小回りがききます。または上記の写真のように、付属の脱着式フックでカーテンレールなどを通してパチンと留めてしまうという方法もあります。これでしたら壁にキズをつけずにすみますね。

買える場所について。このウォールポケットはホームセンターや雑貨屋さんで売っているのを見かけたことがあります。最近ではお薬を入れるためのウォールポケットが販売されていたりしています。ポケットが小さいとはがきが入りませんので間違えないように注意して下さいね!ちなみにはがきの一般的な大きさは、横10cm×縦14.8cmです。

私はこのウォールポケットをホームセンターで買いました。お近くにホームセンターのある方はぜひ目で見て実物から選んでみて下さいね。ポケット部分が透明であれば飾った絵手紙が見えますね。くれぐれも色付きポケットのものは買わないで下さいね。

また運が良ければ100円ショップでも似たような商品を売っているときがあります。100円ショップがお近くにある方は一度実物を見に行ってみて下さい。お近くにホームセンターや100円ショップのない方はインターネット通販でも買えます。


安くてオシャレ『カラフル厚紙色紙式』

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写真のように簡単に壁に立てかけるだけの絵手紙の飾り方のご紹介です。

このようにちょっとしたスペースに気軽に飾れます。玄関の靴箱の壁にちょこんと立てかけるだけで、帰宅した時季節の絵手紙が目に飛び込んでイイ~気分になれると思います。季節に合わせて絵手紙を変えてもいいですし、厚紙の方を変えるのも良いアイデアかとも思います。冬は温かい赤系統の色の厚紙を使い目から暖を取ったり、夏は涼しげな青や緑色系統の厚紙を使い目から涼を取ったりして楽しむことができますよ。また、厚紙の上部を押しピンで壁に留めれば簡単に壁掛けもできます。この厚紙色紙で飾る方法は、お金をかけずにできるいい飾り方だと思います。

作り方ですが、厚紙の四隅をカッターで斜めに切って絵手紙を挟むだけです。上の写真の右側は、裏から見たところです。これで切り込みの入れ方は判るのではないかと思います。とても簡単ですよ。

厚紙の大きさはコピー用紙(A4サイズ)をふたつに折った大きさ(A5サイズ)がちょうど良いかと思います。上の写真はA5サイズの厚紙です。コツとしては濃い色の厚紙のほうが絵手紙が引き立ちます。

いらない厚紙は捨てずに押入れにとっておくのが良さそうですね。お中元やお歳暮でいただいた空き箱で色味のきれいなものを再利用すると良いと思います。


絵手紙展向き『輪ゴム式』

この絵手紙の飾り方は特に絵手紙教室の先生や 絵手紙展主催者さん向けにおすすめです。この飾り方はコストダウンになりますし、展覧会の準備時間の短縮にもなります。もし参考になりましたら、使い勝手よく自由にアレンジして活用していただけたらと思います。

この記事が参考になりましたら、飾った様子などを当教室のツイッターに写真で教えていただけるとうれしいです。また、使い勝手よく自由にアレンジして私にフィードバックしていただけると絵手紙の裾野が広がってゆきますので教えていただけますと嬉しいです。

〈完成イメージ〉

何度か展覧会をしてモッタイナイな・・と思っていたことがあります。
◎台紙の和紙(模造紙)を一度しか使わないのがモッタイナイ
◎台紙に絵手紙をのりづけすると宛名面に糊が残ってしまう

それらを解決するために、輪ゴム式の絵手紙展用台紙を発明いたしました。 

『輪ゴム式』絵手紙展用台紙の作り方 手順

ぶあつ過ぎないマット(じゅうたん)を買ってきます。玄関マットやお風呂から出たとこに敷くマットのようなものです。裏面がゴムで裏打ちしてあるか、妙に硬いのでカッターで切込みを入れても裂けません

上の写真のマットは100円ショップのセリアで購入しました。『多目的マット』というような名称で販売されています。上の写真を撮影したのは2015年前後でした。当時はわりと薄手のマットでしたが、現在はこの写真よりも厚いマットしか見かけなくなりました。薄いマットのほうが使い勝手は良かったです。100均の商品は頻繁に商品展開が変わります。似たようなマットはホームセンターなどでも売っています。表面にマジックテープがひっつく程度の分厚すぎないモフモフけばけばがあり、裏面に適度な(カッターで切込みを入れれる程度の)硬さがあれば使用できます。インターネット通販でも使用に適度なマットは販売されていると思いますが、今のところ私はまだ見つけられていません。

マットを裏返してハガキをレイアウトします。

レイアウトしたハガキをなぞって、このように四隅と真ん中にマジックで印をつけます。(マットの裏面にマジック書きしているわけですね。) 

マジックに沿ってカッターで切込みを入れます。

輪ゴムを通します。18号の大きさの輪ゴムがちょうど良いサイズです。16号の輪ゴムですと短すぎて台紙が反ってしまうんですよネ。

表から見たところです。

絵手紙を飾って完成です。 

最初にこの輪ゴム式の台紙を20シートも作るのはとても大変でした。生徒さんも一緒にみんなで寄って集っても第四づくりに4~5時間かかりました。

しかしこの輪ゴム式の台紙は絵手紙の脱着が簡単で展示と片付けがあっという間です。しかもこの台紙は何度でも使えますので絵手紙展のたびに大きな模造紙を買う必要がなく材料費も節約できます。

ただ、この輪ゴム式の絵手紙展用台紙を毎年使っていく中で、弱点も見えてきました。それは「輪ゴムが経年劣化」です。紫外線による劣化なのか経年劣化なのか定かではないのですが半年に一度、一年に一度のペースでこの台紙を倉庫から出して絵手紙を飾り付けしていますと、ところどころ輪ゴムが劣化していて簡単に切れてしまうんですね。ですので、絵手紙を飾り付けする前には必ず輪ゴムが劣化していないか、サササーッと裏面を触ってチェックし、劣化している輪ゴムがあったらそこだけ新しい輪ゴムと交換する必要があります。


レイアウト自在『マジックテープ式』

マジックテープ式、絵手紙の飾り方をご紹介します。これは『絵手紙展覧会』『店舗のインテリア』『施設のインテリア・発表会』向けに便利な方法です。絵手紙展を主催する先生や、店舗経営者、病院や施設でリハビリで絵手紙をやってるホーム長さん・施設長さん向けにおすすめの絵手紙の飾り方です。

この記事が参考になりましたら、飾った様子などを当教室のツイッターに写真で教えていただけるとうれしいです。また、使い勝手よく自由にアレンジして私にフィードバックしていただけると絵手紙の裾野が広がってゆきますので教えていただけると嬉しいです。

〈写真:完成イメージ〉
マジックテープでくっつけるので、額縁は「けばけば」した手触りの絨毯のような素材を使っています。

「絵手紙を飾る方法3」では上の写真のような『輪ゴム式』の絵手紙の飾り方を紹介しましたね。それはそれでとても便利でして、短期間の絵手紙展などには重宝するのですが、 一年くらい飾っていると、輪ゴムが紫外線の影響なのか切れてくる(劣化する)ことがわかりました。

切れた輪ゴムをその都度取り替えるのが手間だな…と思ったので、それを解決するために今回は輪ゴムじゃない方法を考えていました。そこで思いついたのがマジックテープ式の絵手紙の飾り方です。

先に弱点を申しますが、コスト面で『輪ゴム式』の絵手紙の飾り方よりも初期費用がかかります。しかし材料交換の必要はほとんどないので維持費は0円に近いです。初期投資に余裕のある方にはこの方法をおすすめいたします。

レイアウト自在『マジックテープ式』絵手紙の飾り方の手順

はがきを入れる硬質カードケースを用意します。軟質ではなく硬質カードケースが良いです。100円ショップやホームセンターで買えます。写真のものはダイソーで買いました。A6サイズで2枚入りです。A6サイズがハガキを入れるのにちょうどよい大きさです。

費用面ではこのカードケース代が高く付きます。これが初期費用に該当しますね。例えば絵手紙展で500作品を飾ろうとすると、2枚入りカードケースを250個購入する必要があります。250個×110円(税込)=27,500円となります。

その他に後述するマジックテープ代や台紙マット代がかかりますので、あわせて初期費用としての材料費は4万円以上かかることになります。しかし一度このマジックテープ式絵手紙台紙を作ればずっと使えますので維持費としてはほぼ0円となります。何度も言って恐縮ですが・・・(笑)。

シール式のマジックテープを用意します。シール式というのがとても重要です。

買える場所についてですが、100円ショップホームセンターで購入できます。 マジックテープはA面(オス側)だけ使います。もったいないですがB面(メス側)は廃棄してしまいます。写真ものはダイソーで買いました。100円で1シートはいっていますが、ハサミで切ればで4切れくらいになります。1つのカードケースに対して1切れしか使いませんので、例えばカードケースが500個あるならば、このマジックテープを125袋購入すればいいわけです。その場合マジックテープの材料費は125袋×110円(税込)=13,750円となりますね。

注意点ですが・・・。1シートを10切れくらいに切って節約しようとしますと、いざ展示しようとしたときにマジックテープのちからが弱く、だらしなくカードケースが垂れ下がり気味になります。ですので一気に作業を進めず、1つだけ試しに見本を最後まで作って飾ってみてから、もう一度作業に戻ってすすめると良いでしょう。

私の場合はホームセンターでこのマジックテープを大量に買うことにしております。ホームセンターに行くと、A面(オス側)だけのマジックテープが幅20mmくらいで ロール式でメートル販売されています。ちゃんとシール付きのマジックテープであることの確認は忘れないようにして下さい。『A面(オス側)を1mだけ切り売りしてください』と店員さんに申し出て購入しています。そのほうが100円ショップでたくさん買うよりも安上がりだからです。

私はたくさんの絵手紙を展示する仕事をしておりますのでホームセンターで購入していますが、そこまでたくさんの絵手紙を展示する必要のない場合は、100円ショップで購入しても良いかと思います。

適当に切ったマジックテープ(凸)をカードケースに貼ります。

絵手紙を入れます。

クリアケースにたくさん入れたところです(表側から見た) 

裏側から見たところです。

ふかふかけばけばしたマット(じゅうたん)を買ってきます。玄関マットやお風呂から出たとこに敷くマットのようなものです。そこへ只今額装したクリアケースをぺたっとくっつけます。 マジックテープは簡単にはがせますし、絵手紙の入れ替えも簡単です(クリアケース自体がポケット状ですので)。

上の写真のマットですが、私は100円ショップで購入しました。しかし100円ショップの商品は頻繁に商品展開が変わります。現在では見かけることがなくなってしまいました。似たようなマットはホームセンターなどでも売っています。

斜めにも飾れるところがとても便利です。展示のしかたにダイナミックな動きをつけることができますね。
会場にふかふかした壁があれば、そのままくっつけても良いですね。
将来、光の反射しないケースがでてくると更にうれしいなと思います。


おしゃれなインテリア『小さな額縁式』

こちらはリビングに飾った絵手紙です。

ホームセンターなどで売られているミニ額縁。これが思いの外しっかりしたつくりでオシャレです。フチが木製ですので、インテリアに木のあるお宅ですとさりげなくこの額縁がマッチします。

写真のように絵の周りに『マット』と呼ばれる厚紙の余白枠がついていて、額縁自体が作品(ハガキサイズ)よりも一回りだけ大きいんです。『マット』があると絵手紙がちゃんとした作品に見えてくるから不思議なものです。実はこの『マット』が作品をステキに見せるひとつのテクニックなんです。

絵手紙作品を季節で入れ替えて手軽に飾ることもできます。

さて、額縁を壁に留める際に使う押しピンなどの留め具は、額縁とは別に買う必要があります。100円~300円くらいでホームセンターで売っています。額縁本体も押しピンなどの留め具もホームセンターで売っているということになりますね。

お店によりますが100円ショップでも額縁本体・留め具共に売っていることもあります。100円ショップの額縁やはりやや安っぽく感じることがあるかもしれませんが、時々おしゃれなデザインの額縁に掘り出し物で巡り会えるときもあります。もし『マット』付の額縁があれば100円ショップでいい買い物したと思えるでしょう。

季節の絵手紙をこうして飾っていると、家の中でも季節を感じられます。ステイホーム特になどは特にできる範囲でお家時間を楽しむ工夫をすることで、在宅時間のストレス解消、楽しみづくり、良い刺激を得ることにつながります。絵手紙はそんなちょっとした心のケアにも役立てることができると思います。


上品かつ簡単『短冊作品の飾り方』

おまけとなりますが、短冊作品のカンタンで上品な飾り方をご紹介します。生徒さんのKさんがご自宅で自作の短冊を上手に飾ってらっしゃいました。

アップで写真を拡大してみますね。 短冊の上のほうにキリで小さく穴を二つ開けて、 和菓子などについているきれいな紐を通しています。重たくないので壁に留めるのは押しピンで十分です。

このようなタイプの細い短冊だったら、柱などの縦長の狭いスペースにも壁掛けできますね。このように飾り方を工夫することで、高価な短冊の額縁を購入しなくても季節のインテリアとして短冊作品をかざることができますね。

絵手紙実践者の皆さんはときどきこういった色紙などにも挑戦して、ステイホームのおうち時間を作品で彩って、たのしい住空間づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。


さて、以上で絵手紙の飾り方6選の記事は終わりとなります。今後も良い絵手紙の飾り方を考えたらこのページで発表してまいりたいと思います。

今日もご覧頂きありがとうございました。

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