絵手紙おすすめ道具(初心者~100均・顔彩など)

今日ご紹介するのは、あくまでも“くぼ田流”です。

こうでなければダメ!ということはありません。
ですので、ここで話してる“くぼ田流”は“自己流”へのたたき台だと
思ってもらえれば良いです。

絵手紙教室のようす(2019年12月撮影)
絵手紙教室のようす(2019年12月撮影)

“くぼ田流”は、身の丈(レベル)にあった道具を使っていきましょうという発想です。最初は安い道具で十分です。弘法筆を選ばずというのは本当です。「道具は良いのを揃えたのに、かけないのよ~」という方を数多く見てきました。良い道具があっても描けるとは限りません。黒い絵の具しかないときでも、空の絵が描けないということはないのです。

道具に揉まれ慣れるうちに、ご自分で
 ・こんな色を試したい とか、 
 ・あんな筆で描きたい と思うようになります。
最初は始めることのほうが大事です。だんだん自分のことが自分でわかるようになってから、どんな道具がより自分にあっているかわかってくるのです。
だから、お小遣い程度の予算で始めることをおすすめしています。


1,500円ではじめる、初心者の絵手紙“10道具”

■画材屋さん、文具店で買うもの

◎①画仙紙(和紙はがき)1,000円~/100枚入

薦田紙工業 画仙紙はがき 30枚入り(100円/税別)
薦田紙工業 画仙紙はがき 30枚入り(100円/税別)

これは必ず買うものです。
普通のはがきで描いた後、画仙紙で描くと
味のある滲み、風合いが出ます。1000円弱くらいで世界堂などの文具画材店で販売されています。

画仙紙には、にじみやすい画仙紙と、にじみにくい画仙紙があります。
画仙紙そのものですと滲みがすごいので、ドーサ液というにじみどめの液体を塗って販売しています。

にじみどめをたくさん塗ってある場合は、にじみにくい画仙紙となります。
にじみやすい画仙紙に描きこなせるようになるとカッコいい絵になりますが、
最初の最初に使う画仙紙としてはむずかしいかな~と思います。

ですのでおすすめとしては【にじみにくい画仙紙】です。
上記のように1000円(100枚入り)くらいで画材屋さんで売っているものが一般的ですが、
実は100円均一(セリア)で使いやすい画仙紙が売られています。
写真の画仙紙がそれですが、にじみすぎないので初心者からベテランの方まで使いやすいです。

○②細筆(ナイロン)100円~、竹ペン(味わいがでます)100円くらい

  • 細筆(ナイロン)100円

100円ショップ(ダイソーなど)で売っているナイロン丸筆セット
100円ショップ(ダイソーなど)で売っているナイロン丸筆セット

細筆(ナイロン筆)があったほうが良いです。
また細かい題材も描けますのでおすすめです。
下記にも紹介しますが100円ショップ(ダイソーなど)で売っているナイロン丸筆セットが使いやすいです。

しかし、200円(税別)で販売されている『ぺんてる ネオセーブル0号丸筆』が使いやすいです。私はこれまでにもう300本くらい使っています。愛用の筆です。

 

 

 

ぺんてるネオセーブル0号丸筆 200円税別
ぺんてるネオセーブル0号丸筆 200円税別

しかし、この『ぺんてる ネオセーブル0号丸筆』は半年くらい使っていると穂先がどうしても曲がってくることが多いんです。メーカーさんにも数年前に相談したのですが、まだいまのところどうしても曲がってしまいます。しかしそれでもこの筆は使いやすいですので、そこの弱点さえ許容すれば十分活躍してくれます。おすすめです。

さて筆は一般的に動物の毛が主流です。白い毛の筆は柔らかく、茶色い毛の筆は固めです。しかし動物の毛の筆は初心者の方には使いにくいかもしれません。
というのも描いていると長い穂先が遅れてついてくるので、思った場所に穂先がついて行きにくいのです。
そのため実は、安いけれどもコシの強いナイロン筆が使いやすいという矛盾した状況があります。ナイロン筆は、動物の毛の筆(ナイロン筆よりも高価)に比べると絵具の含みが悪いので一筆で色を塗らず何度かパレットから絵の具をすくえば大丈夫です。
絵手紙のサイズの絵であれば、ナイロン筆のほうがおすすめかな、と思っています。

 

  • 竹ペン(味わいがでます)100円くらい

ホルベイン竹ペン(小・中・大)いずれも179円
ホルベイン竹ペン(小・中・大)いずれも179円

竹ペンは(できれば)買うと良いです。
墨の実線と文字を書くための筆として使います。
普通の筆で書くよりも、引っかかる感じの筆致になって

味わいのある仕上がりになります。竹ペンを使う場合、はがき用紙は「ややにじみやすい」「にじみやすい」紙を使うと良いでしょう。そのほうが竹ペンで描く味わいが引き出せます。

東京だと、世界堂新宿本店3Fで購入できます。100円くらいです。
地方の方は、インターネットでの購入をお勧めします。葦ペンでもOKです。
もちろん、ご近所の画材屋さんで売っていたらそれで全く問題ないです。

うちの教室でも絵手紙に慣れてきた方ですと、割り箸を削って先を尖らせて竹ペン代わりにされる方もいらっしゃいます。

今はネットでは売り切れになっていますが、私が使っているのは写真の竹ペンまたは葦ペンというものをよく使っています。ホルベイン竹ペン(小・中・大)いずれも179円。

 

■100円均一で買うもの

③ 筆(丸筆・中太)100円~

これは、必ず必要です。色を塗る時に使います。

 

 

 

 

 

○④ パレット 100円

あったほうが良いです。
無い場合は、新聞や雑誌をパレット代わりにしても良いです。
水を適度に紙がすってくれて、自分にあった水の量というのがわかってくるというメリットさえあります。私はそうしています。

 

 

 

◎⑤ 墨液 100円~

『墨の精 青墨液』180ml  350円税別
『墨の精 青墨液』180ml 350円税別

墨は必要です。最初は墨液で問題ないです。

私は写真の『墨の精 青墨液』(180ml・350円税別)を使っていますが、小学校の書道で使う100円均一の墨液で構いません。

私が『墨の精 青墨液』を使う理由は片付けがしやすいからです。教室で大人数で墨を使うと流し台で墨が流れにくかったり道具の洗い流しに時間がかかったりします。しかし、この『墨の精 青墨液』は(メーカーさんに電話したところ)水で洗い流しやすい成分を含んで製造しているとのこと。そのため片付けがしやすいのです。そのかわりに普通の墨液と違って成分が分離して沈殿するので、1ヶ月に1回位はボトルを振って撹拌して上げる必要があります。そうしないと上澄みだけ使うと墨が特に薄く感じてしまうからです。

 

◎⑥ 水彩絵の具(5色~8色程度あれば充分) 100円

絵の具は必要です。はじめは安いもので結構です。 
絵の具の値段は絵の良し悪しと関係ありません。 

少なくとも、赤・青・黄・緑があれば良いでしょう。 
ほかに白、濃い緑、だいだい色、水色まであれば充分です。

 ダイソーの顔彩絵の具(濡れた筆で溶かして使うタイプの絵の具・2020年に購入したものです。)を 試しましたら、昔より質がずいぶん良くなっていました。昔の100円均一の顔彩絵の具は絵の具の溶けが良くなくて使いにくかったのですが、現在の顔彩絵の具はとても使いやすくなっています。
 顔彩絵の具は、はじめからパレット状になっているのでそのまま絵の具を混ぜて良いです。汚れたらチリ紙で拭けば良いです。
 この100円均一の顔彩絵の具と世界堂などの画材屋さんで買った1000円~2000円の顔彩絵の具の違いを、私なりに使用して比べてみました。すると安い方の絵の具は絵の具が乾いた後に絵を指でこすると若干指に絵の具が移ります。おそらく糊を弱くしているんでしょうね。また、
やや色が全体に白っぽいとは感じました。しかし絵の具自体の重量が軽いですし、旅先のちょっとしたスケッチなどにも良さそうですよ。

 100円均一の顔彩絵の具は絵の具の溶けが良くなくて使いにくかったのですが、それはおそらく糊が溶けにくかったんだろうと思います。書き上げた絵をこすると指に若干絵の具が写ってしまうということはありますが、許容範囲だと思います。実際に使ってみて私はそう感じました。
 あとは、おそらくですが、安い絵の具のほうが絵の具に含まれる顔料の成分の質もよくないと思われますので、日光にあたったり長い年月をすぎると絵の具で描いたところが色あせてしまうということはあるかもしれませんね。

 

■家にあるもの

⑦水入れ(コップなど) 0円 

筆を洗うために必要ですね。 

⑧墨入れ(小皿など) 0円 

できれば2皿あるといいです。 
薄めの墨を入れる皿(墨を水で薄める)と、墨をそのまま入れる皿。 ただ、パレットがあるのならパレットに墨を注げるくぼみがあるでしょうから、それで良いと思います。

⑨テッシュペーパー 0円

筆に水をつけすぎたときや、色を変えたいときに使います。

⑩下敷き(新聞紙など) 0円

机が汚れないように。写真は毛氈(もうせん)ですが、フェルトでもいいです。もしくは古新聞や古雑誌が実はもっとちょうどよいです。古新聞なら絵の具の試し書きをして、水分量を調整できるからです。

 
 

以上、ありがとうございました。